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新約聖書:使徒行伝:16章: 21節 わたしたちローマ人が、採用も実行もしてはならない風習を宣伝しているのです」。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 22節 群衆もいっせいに立って、ふたりを責めたてたので、長官たちはふたりの上着をはぎ取り、むちで打つことを命じた。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 23節 それで、ふたりに何度もむちを加えさせたのち、獄に入れ、獄吏にしっかり番をするようにと命じた。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 24節 獄吏はこの厳命を受けたので、ふたりを奥の獄屋に入れ、その足に足かせをしっかとかけておいた。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 25節 真夜中ごろ、パウロとシラスとは、神に祈り、さんびを歌いつづけたが、囚人たちは耳をすまして聞きいっていた。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 26節 ところが突然、大地震が起って、獄の土台が揺れ動き、戸は全部たちまち開いて、みんなの者の鎖が解けてしまった。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 27節 獄吏は目をさまし、獄の戸が開いてしまっているのを見て、囚人たちが逃げ出したものと思い、つるぎを抜いて自殺しかけた。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 28節 そこでパウロは大声をあげて言った、「自害してはいけない。われわれは皆ひとり残らず、ここにいる」。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 29節 すると、獄吏は、あかりを手に入れた上、獄に駆け込んできて、おののきながらパウロとシラスの前にひれ伏した。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 30節 それから、ふたりを外に連れ出して言った、「先生がた、わたしは救われるために、何をすべきでしょうか」。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 31節 ふたりが言った、「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます」。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 32節 それから、彼とその家族一同とに、神の言を語って聞かせた。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 33節 彼は真夜中にもかかわらず、ふたりを引き取って、その打ち傷を洗ってやった。そして、その場で自分も家族も、ひとり残らずバプテスマを受け、 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 34節 さらに、ふたりを自分の家に案内して食事のもてなしをし、神を信じる者となったことを、全家族と共に心から喜んだ。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 35節 夜が明けると、長官たちは警吏らをつかわして、「あの人たちを釈放せよ」と言わせた。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 36節 そこで、獄吏はこの言葉をパウロに伝えて言った、「長官たちが、あなたがたを釈放させるようにと、使をよこしました。さあ、出てきて、無事にお帰りなさい」。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 37節 ところが、パウロは警吏らに言った、「彼らは、ローマ人であるわれわれを、裁判にかけもせずに、公衆の前でむち打ったあげく、獄に入れてしまった。しかるに今になって、ひそかに、われわれを出そうとするのか。それは、いけない。彼ら自身がここにきて、われわれを連れ出すべきである」。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 38節 警吏らはこの言葉を長官たちに報告した。すると長官たちは、ふたりがローマ人だと聞いて恐れ、 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 39節 自分でやってきてわびた上、ふたりを獄から連れ出し、町から立ち去るようにと頼んだ。 |
新約聖書:使徒行伝:16章: 40節 ふたりは獄を出て、ルデヤの家に行った。そして、兄弟たちに会って勧めをなし、それから出かけた。 |
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