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新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 21節この世は、自分の知恵によって神を認めるに至らなかった。それは、神の知恵にかなっている。そこで神は、宣教の愚かさによって、信じる者を救うこととされたのである。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 22節ユダヤ人はしるしを請い、ギリシヤ人は知恵を求める。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 23節しかしわたしたちは、十字架につけられたキリストを宣べ伝える。このキリストは、ユダヤ人にはつまずかせるもの、異邦人には愚かなものであるが、

新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 24節召された者自身にとっては、ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神の力、神の知恵たるキリストなのである。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 25節神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからである。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 26節兄弟たちよ。あなたがたが召された時のことを考えてみるがよい。人間的には、知恵のある者が多くはなく、権力のある者も多くはなく、身分の高い者も多くはいない。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 27節それだのに神は、知者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選び、

新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 28節有力な者を無力な者にするために、この世で身分の低い者や軽んじられている者、すなわち、無きに等しい者を、あえて選ばれたのである。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 29節それは、どんな人間でも、神のみまえに誇ることがないためである。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 30節あなたがたがキリスト・イエスにあるのは、神によるのである。キリストは神に立てられて、わたしたちの知恵となり、義と聖とあがないとになられたのである。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:1章: 31節それは、「誇る者は主を誇れ」と書いてあるとおりである。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:2章: 1節兄弟たちよ。わたしもまた、あなたがたの所に行ったとき、神のあかしを宣べ伝えるのに、すぐれた言葉や知恵を用いなかった。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:2章: 2節なぜなら、わたしはイエス・キリスト、しかも十字架につけられたキリスト以外のことは、あなたがたの間では何も知るまいと、決心したからである。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:2章: 3節わたしがあなたがたの所に行った時には、弱くかつ恐れ、ひどく不安であった。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:2章: 4節そして、わたしの言葉もわたしの宣教も、巧みな知恵の言葉によらないで、霊と力との証明によったのである。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:2章: 5節それは、あなたがたの信仰が人の知恵によらないで、神の力によるものとなるためであった。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:2章: 6節しかしわたしたちは、円熟している者の間では、知恵を語る。この知恵は、この世の者の知恵ではなく、この世の滅び行く支配者たちの知恵でもない。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:2章: 7節むしろ、わたしたちが語るのは、隠された奥義としての神の知恵である。それは神が、わたしたちの受ける栄光のために、世の始まらぬ先から、あらかじめ定めておかれたものである。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:2章: 8節この世の支配者たちのうちで、この知恵を知っていた者は、ひとりもいなかった。もし知っていたなら、栄光の主を十字架につけはしなかったであろう。

新約聖書:コリント人への第一の手紙:2章: 9節しかし、聖書に書いてあるとおり、「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い浮びもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者たちのために備えられた」のである。

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