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新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 16節ゆえに、それは人間の意志や努力によるのではなく、ただ神のあわれみによるのである。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 17節聖書はパロにこう言っている、「わたしがあなたを立てたのは、この事のためである。すなわち、あなたによってわたしの力をあらわし、また、わたしの名が全世界に言いひろめられるためである」。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 18節だから、神はそのあわれもうと思う者をあわれみ、かたくなにしようと思う者を、かたくなになさるのである。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 19節そこで、あなたは言うであろう、「なぜ神は、なおも人を責められるのか。だれが、神の意図に逆らい得ようか」。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 20節ああ人よ。あなたは、神に言い逆らうとは、いったい、何者なのか。造られたものが造った者に向かって、「なぜ、わたしをこのように造ったのか」と言うことがあろうか。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 21節陶器を造る者は、同じ土くれから、一つを尊い器に、他を卑しい器に造りあげる権能がないのであろうか。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 22節もし、神が怒りをあらわし、かつ、ご自身の力を知らせようと思われつつも、滅びることになっている怒りの器を、大いなる寛容をもって忍ばれたとすれば、

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 23節かつ、栄光にあずからせるために、あらかじめ用意されたあわれみの器にご自身の栄光の富を知らせようとされたとすれば、どうであろうか。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 24節神は、このあわれみの器として、またわたしたちをも、ユダヤ人の中からだけではなく、異邦人の中からも召されたのである。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 25節それは、ホセアの書でも言われているとおりである、「わたしは、わたしの民でない者を、わたしの民と呼び、愛されなかった者を、愛される者と呼ぶであろう。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 26節あなたがたはわたしの民ではないと、彼らに言ったその場所で、彼らは生ける神の子らであると、呼ばれるであろう」。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 27節また、イザヤはイスラエルについて叫んでいる、「たとい、イスラエルの子らの数は、浜の砂のようであっても、救われるのは、残された者だけであろう。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 28節主は、御言をきびしくまたすみやかに、地上になしとげられるであろう」。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 29節さらに、イザヤは預言した、「もし、万軍の主がわたしたちに子孫を残されなかったなら、わたしたちはソドムのようになり、ゴモラと同じようになったであろう」。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 30節では、わたしたちはなんと言おうか。義を追い求めなかった異邦人は、義、すなわち、信仰による義を得た。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 31節しかし、義の律法を追い求めていたイスラエルは、その律法に達しなかった。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 32節なぜであるか。信仰によらないで、行いによって得られるかのように、追い求めたからである。彼らは、つまずきの石につまずいたのである。

新約聖書:ローマ人への手紙:9章: 33節「見よ、わたしはシオンに、つまずきの石、さまたげの岩を置く。それにより頼む者は、失望に終ることがない」と書いてあるとおりである。

新約聖書:ローマ人への手紙:10章: 1節兄弟たちよ。わたしの心の願い、彼らのために神にささげる祈は、彼らが救われることである。

新約聖書:ローマ人への手紙:10章: 2節わたしは、彼らが神に対して熱心であることはあかしするが、その熱心は深い知識によるものではない。

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