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  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 21節   また彼らに言われた、「ますの下や寝台の下に置くために、あかりを持ってくることがあろうか。燭台の上に置くためではないか。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 22節   なんでも、隠されているもので、現れないものはなく、秘密にされているもので、明るみに出ないものはない。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 23節   聞く耳のある者は聞くがよい」。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 24節   また彼らに言われた、「聞くことがらに注意しなさい。あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられ、その上になお増し加えられるであろう。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 25節   だれでも、持っている人は更に与えられ、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう」。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 26節   また言われた、「神の国は、ある人が地に種をまくようなものである。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 27節   夜昼、寝起きしている間に、種は芽を出して育って行くが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 28節   地はおのずから実を結ばせるもので、初めに芽、つぎに穂、つぎに穂の中に豊かな実ができる。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 29節   実がいると、すぐにかまを入れる。刈入れ時がきたからである」。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 30節   また言われた、「神の国を何に比べようか。また、どんな譬で言いあらわそうか。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 31節   それは一粒のからし種のようなものである。地にまかれる時には、地上のどんな種よりも小さいが、

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 32節   まかれると、成長してどんな野菜よりも大きくなり、大きな枝を張り、その陰に空の鳥が宿るほどになる」。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 33節   イエスはこのような多くの譬で、人々の聞く力にしたがって、御言を語られた。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 34節   譬によらないでは語られなかったが、自分の弟子たちには、ひそかにすべてのことを解き明かされた。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 35節   さてその日、夕方になると、イエスは弟子たちに、「向こう岸へ渡ろう」と言われた。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 36節   そこで、彼らは群衆をあとに残し、イエスが舟に乗っておられるまま、乗り出した。ほかの舟も一緒に行った。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 37節   すると、激しい突風が起り、波が舟の中に打ち込んできて、舟に満ちそうになった。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 38節   ところがイエス自身は、舳の方でまくらをして、眠っておられた。そこで、弟子たちはイエスをおこして、「先生、わたしどもがおぼれ死んでも、おかまいにならないのですか」と言った。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 39節   イエスは起きあがって風をしかり、海にむかって、「静まれ、黙れ」と言われると、風はやんで、大なぎになった。

  新約聖書:マルコによる福音書:4章: 40節   イエスは彼らに言われた、「なぜ、そんなにこわがるのか。どうして信仰がないのか」。

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