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  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 21節   その中に根がないので、しばらく続くだけであって、御言のために困難や迫害が起ってくると、すぐつまずいてしまう。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 22節   また、いばらの中にまかれたものとは、御言を聞くが、世の心づかいと富の惑わしとが御言をふさぐので、実を結ばなくなる人のことである。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 23節   また、良い地にまかれたものとは、御言を聞いて悟る人のことであって、そういう人が実を結び、百倍、あるいは六十倍、あるいは三十倍にもなるのである」。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 24節   また、ほかの譬を彼らに示して言われた、「天国は、良い種を自分の畑にまいておいた人のようなものである。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 25節   人々が眠っている間に敵がきて、麦の中に毒麦をまいて立ち去った。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 26節   芽がはえ出て実を結ぶと、同時に毒麦もあらわれてきた。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 27節   僕たちがきて、家の主人に言った、『ご主人様、畑におまきになったのは、良い種ではありませんでしたか。どうして毒麦がはえてきたのですか』。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 28節   主人は言った、『それは敵のしわざだ』。すると僕たちが言った『では行って、それを抜き集めましょうか』。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 29節   彼は言った、『いや、毒麦を集めようとして、麦も一緒に抜くかも知れない。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 30節   収穫まで、両方とも育つままにしておけ。収穫の時になったら、刈る者に、まず毒麦を集めて束にして焼き、麦の方は集めて倉に入れてくれ、と言いつけよう』」。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 31節   また、ほかの譬を彼らに示して言われた、「天国は、一粒のからし種のようなものである。ある人がそれをとって畑にまくと、

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 32節   それはどんな種よりも小さいが、成長すると、野菜の中でいちばん大きくなり、空の鳥がきて、その枝に宿るほどの木になる」。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 33節   またほかの譬を彼らに語られた、「天国は、パン種のようなものである。女がそれを取って三斗の粉の中に混ぜると、全体がふくらんでくる」。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 34節   イエスはこれらのことをすべて、譬で群衆に語られた。譬によらないでは何事も彼らに語られなかった。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 35節   これは預言者によって言われたことが、成就するためである、「わたしは口を開いて譬を語り、世の初めから隠されていることを語り出そう」。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 36節   それからイエスは、群衆をあとに残して家にはいられた。すると弟子たちは、みもとにきて言った、「畑の毒麦の譬を説明してください」。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 37節   イエスは答えて言われた、「良い種をまく者は、人の子である。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 38節   畑は世界である。良い種と言うのは御国の子たちで、毒麦は悪い者の子たちである。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 39節   それをまいた敵は悪魔である。収穫とは世の終りのことで、刈る者は御使たちである。

  新約聖書:マタイによる福音書:13章: 40節   だから、毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終りにもそのとおりになるであろう。

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