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旧約聖書:伝道の書:3章: 17節 わたしは心に言った、「神は正しい者と悪い者とをさばかれる。神はすべての事と、すべてのわざに、時を定められたからである」と。 |
旧約聖書:伝道の書:3章: 18節 わたしはまた、人の子らについて心に言った、「神は彼らをためして、彼らに自分たちが獣にすぎないことを悟らせられるのである」と。 |
旧約聖書:伝道の書:3章: 19節 人の子らに臨むところは獣にも臨むからである。すなわち一様に彼らに臨み、これの死ぬように、彼も死ぬのである。彼らはみな同様の息をもっている。人は獣にまさるところがない。すべてのものは空だからである。 |
旧約聖書:伝道の書:3章: 20節 みな一つ所に行く。皆ちりから出て、皆ちりに帰る。 |
旧約聖書:伝道の書:3章: 21節 だれが知るか、人の子らの霊は上にのぼり、獣の霊は地にくだるかを。 |
旧約聖書:伝道の書:3章: 22節 それで、わたしは見た、人はその働きによって楽しむにこした事はない。これが彼の分だからである。だれが彼をつれていって、その後の、どうなるかを見させることができようか。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 1節 わたしはまた、日の下に行われるすべてのしえたげを見た。見よ、しえたげられる者の涙を。彼らを慰める者はない。しえたげる者の手には権力がある。しかし彼らを慰める者はいない。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 2節 それで、わたしはなお生きている生存者よりも、すでに死んだ死者を、さいわいな者と思った。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 3節 しかし、この両者よりもさいわいなのは、まだ生れない者で、日の下に行われる悪しきわざを見ない者である。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 4節 また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。これもまた空であって、風を捕えるようである。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 5節 愚かなる者は手をつかねて、自分の肉を食う。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 6節 片手に物を満たして平穏であるのは、両手に物を満たして労苦し、風を捕えるのにまさる。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 7節 わたしはまた、日の下に空なる事のあるのを見た。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 8節 ここに人がある。ひとりであって、仲間もなく、子もなく、兄弟もない。それでも彼の労苦は窮まりなく、その目は富に飽くことがない。また彼は言わない、「わたしはだれのために労するのか、どうして自分を楽しませないのか」と。これもまた空であって、苦しいわざである。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 9節 ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 10節 すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 11節 またふたりが一緒に寝れば暖かである。ひとりだけで、どうして暖かになり得ようか。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 12節 人がもし、そのひとりを攻め撃ったなら、ふたりで、それに当るであろう。三つよりの綱はたやすくは切れない。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 13節 貧しくて賢いわらべは、老いて愚かで、もはや、いさめをいれることを知らない王にまさる。 |
旧約聖書:伝道の書:4章: 14節 たとい、その王が獄屋から出て、王位についた者であっても、また自分の国に貧しく生れて王位についた者であっても、そうである。 |
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