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旧約聖書:士師記:18章: 17節 かの土地をうかがいに行った五人の者は上って行って、そこにはいり、刻んだ像とエポデとテラピムと鋳た像とを取ったが、祭司は武器を帯びた六百人の者と共に門の入口に立っていた。 |
旧約聖書:士師記:18章: 18節 彼らがミカの家にはいって刻んだ像とエポデとテラピムと鋳た像とを取った時、祭司は彼らに言った、「あなたがたは何をなさいますか」。 |
旧約聖書:士師記:18章: 19節 彼らは言った、「黙りなさい。あなたの手を口にあてて、われわれと一緒にきて、われわれのために父とも祭司ともなりなさい。ひとりの家の祭司であるのと、イスラエルの一部族、一氏族の祭司であるのと、どちらがよいですか」。 |
旧約聖書:士師記:18章: 20節 祭司は喜んで、エポデとテラピムと刻んだ像とを取り、民のなかに加わった。 |
旧約聖書:士師記:18章: 21節 かくて彼らは身をめぐらして去り、その子供たちと家畜と貨財をさきにたてて進んだが、 |
旧約聖書:士師記:18章: 22節 ミカの家をはるかに離れたとき、ミカは家に近い家の人々を集め、ダンの人々に追いつき、 |
旧約聖書:士師記:18章: 23節 ダンの人々を呼んだので、彼らはふり向いてミカに言った、「あなたがそのように仲間を連れてきたのは、どうしたのですか」。 |
旧約聖書:士師記:18章: 24節 彼は言った、「あなたがたが、わたしの造った神々および祭司を奪い去ったので、わたしに何が残っていますか。しかるにあなたがたがわたしに向かって『どうしたのですか』と言われるとは何事ですか」。 |
旧約聖書:士師記:18章: 25節 ダンの人々は彼に言った、「あなたは大きな声を出さないがよい。気の荒い連中があなたに撃ちかかって、あなたは自分の命と家族の命を失うようになるでしょう」。 |
旧約聖書:士師記:18章: 26節 こうしてダンの人々は去って行ったが、ミカは彼らの強いのを見て、くびすをかえして自分の家に帰った。 |
旧約聖書:士師記:18章: 27節 さて彼らはミカが造った物と、ミカと共にいた祭司とを奪ってライシにおもむき、穏やかで、安らかな民のところへ行って、つるぎをもって彼らを撃ち、火をつけてその町を焼いたが、 |
旧約聖書:士師記:18章: 28節 シドンを遠く離れており、ほかの民との交わりがなかったので、それを救うものがなかった。その町はベテレホブに属する谷にあった。彼らは町を建てなおしてそこに住み、 |
旧約聖書:士師記:18章: 29節 イスラエルに生れた先祖ダンの名にしたがって、その町の名をダンと名づけた。その町の名はもとはライシであった。 |
旧約聖書:士師記:18章: 30節 そしてダンの人々は刻んだ像を自分たちのために安置し、モーセの孫すなわちゲルショムの子ヨナタンとその子孫がダンびとの部族の祭司となって、国が捕囚となる日にまで及んだ。 |
旧約聖書:士師記:18章: 31節 神の家がシロにあったあいだ、常に彼らはミカが造ったその刻んだ像を飾って置いた。 |
旧約聖書:士師記:19章: 1節 そのころ、イスラエルに王がなかった時、エフライムの山地の奥にひとりのレビびとが寄留していた。彼はユダのベツレヘムからひとりの女を迎えて、めかけとしていたが、 |
旧約聖書:士師記:19章: 2節 そのめかけは怒って、彼のところを去り、ユダのベツレヘムの父の家に帰って、そこに四か月ばかり過ごした。 |
旧約聖書:士師記:19章: 3節 そこで夫は彼女をなだめて連れ帰ろうと、しもべと二頭のろばを従え、立って彼女のあとを追って行った。彼が女の父の家に着いた時、娘の父は彼を見て、喜んで迎えた。 |
旧約聖書:士師記:19章: 4節 娘の父であるしゅうとが引き留めたので、彼は三日共におり、みな飲み食いしてそこに宿った。 |
旧約聖書:士師記:19章: 5節 四日目に彼らは朝はやく起き、彼が立ち去ろうとしたので、娘の父は婿に言った、「少し食事をして元気をつけ、それから出かけなさい」。 |
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