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ホーム > 旧約聖書 > 創世記 :『創世記』(そうせいき、ヘブライ語: בראשית‎, ギリシア文字転写: Γένεσις ゲネシス、英: Genesis)は、古代ヘブライ語によるユダヤ教、キリスト教の聖典で、イスラム教の啓典である聖書(旧約聖書)の最初の書であり、正典の一つである。写本が残っており、モーセが記述したとされている。 いわゆるモーセ五書は、ユダヤ教においてはトーラーと呼ばれている。wikip
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  旧約聖書:創世記:30章: 30節   わたしが来る前には、あなたの持っておられたものはわずかでしたが、ふえて多くなりました。主はわたしの行く所どこでも、あなたを恵まれました。しかし、いつになったらわたしも自分の家を成すようになるでしょうか」。

  旧約聖書:創世記:30章: 31節   彼は言った、「何をあなたにあげようか」。ヤコブは言った、「なにもわたしにくださるに及びません。もしあなたが、わたしのためにこの一つの事をしてくださるなら、わたしは今一度あなたの群れを飼い、守りましょう。

  旧約聖書:創世記:30章: 32節   わたしはきょう、あなたの群れをみな回ってみて、その中からすべてぶちとまだらの羊、およびすべて黒い小羊と、やぎの中のまだらのものと、ぶちのものとを移しますが、これをわたしの報酬としましょう。

  旧約聖書:創世記:30章: 33節   あとで、あなたがきて、あなたの前でわたしの報酬をしらべる時、わたしの正しい事が証明されるでしょう。もしも、やぎの中にぶちのないもの、まだらでないものがあったり、小羊の中に黒くないものがあれば、それはみなわたしが盗んだものとなるでしょう」。

  旧約聖書:創世記:30章: 34節   ラバンは言った、「よろしい。あなたの言われるとおりにしましょう」。

  旧約聖書:創世記:30章: 35節   そこでラバンはその日、雄やぎのしまのあるもの、まだらのもの、すべて雌やぎのぶちのもの、まだらのもの、すべて白みをおびているもの、またすべて小羊の中の黒いものを移して子らの手にわたし、

  旧約聖書:創世記:30章: 36節   ヤコブとの間に三日路の隔たりを設けた。ヤコブはラバンの残りの群れを飼った。

  旧約聖書:創世記:30章: 37節   ヤコブは、はこやなぎと、あめんどうと、すずかけの木のなまの枝を取り、皮をはいでそれに白い筋をつくり、枝の白い所を表わし、

  旧約聖書:創世記:30章: 38節   皮をはいだ枝を、群れがきて水を飲む鉢、すなわち水ぶねの中に、群れに向かわせて置いた。群れは水を飲みにきた時に、はらんだ。

  旧約聖書:創世記:30章: 39節   すなわち群れは枝の前で、はらんで、しまのあるもの、ぶちのもの、まだらのものを産んだ。

  旧約聖書:創世記:30章: 40節   ヤコブはその小羊を別においた。彼はまた群れの顔をラバンの群れのしまのあるものと、すべて黒いものとに向かわせた。そして自分の群れを別にまとめておいて、ラバンの群れには、入れなかった。

  旧約聖書:創世記:30章: 41節   また群れの強いものが発情した時には、ヤコブは水ぶねの中に、その群れの目の前に、かの枝を置いて、枝の間で、はらませた。

  旧約聖書:創世記:30章: 42節   けれども群れの弱いものの時には、それを置かなかった。こうして弱いものはラバンのものとなり、強いものはヤコブのものとなったので、

  旧約聖書:創世記:30章: 43節   この人は大いに富み、多くの群れと、男女の奴隷、およびらくだ、ろばを持つようになった。

  旧約聖書:創世記:31章: 1節   さてヤコブはラバンの子らが、「ヤコブはわれわれの父の物をことごとく奪い、父の物によってあのすべての富を獲たのだ」と言っているのを聞いた。

  旧約聖書:創世記:31章: 2節   またヤコブがラバンの顔を見るのに、それは自分に対して以前のようではなかった。

  旧約聖書:創世記:31章: 3節   主はヤコブに言われた、「あなたの先祖の国へ帰り、親族のもとに行きなさい。わたしはあなたと共にいるであろう」。

  旧約聖書:創世記:31章: 4節   そこでヤコブは人をやって、ラケルとレアとを、野にいる自分の群れのところに招き、

  旧約聖書:創世記:31章: 5節   彼女らに言った、「わたしがあなたがたの父の顔を見るのに、わたしに対して以前のようではない。しかし、わたしの父の神はわたしと共におられる。

  旧約聖書:創世記:31章: 6節   あなたがたが知っているように、わたしは力のかぎり、あなたがたの父に仕えてきた。

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